ダイエットにストレッチ運動は効果があるの？
ダイエットを意識しすぎるとストレスがたまりますよね。ストレスがたまったら解消が必要です。今回はストレス解消の１つ、ストレッチ運動を解説していきます。
ストレッチ運動とは？
ストレッチ運動（柔軟運動・柔軟体操とも呼ばれる）は筋肉の柔軟性を高め怪我の予防やリハビリ・疲労回復のための運動です。また、仕事で同じ姿勢を取り続けていることが多い現代人には、緊張したままの筋肉を緩めることによるストレス解消効果も注目されています。
ストレッチ運動はある方向に関節を動かしながら筋肉を縮めたり伸ばしたりすることを繰り返す「動的ストレッチ」と、ゆっくりと一定方向に筋肉を伸ばし、その状態でしばらく静止する「静的ストレッチ」に分けられます。現在よく宣伝されているのは「動的ストレッチ」です。
安全に見える静的ストレッチもやり方を間違えると筋を傷めることがありますので、しっかりとした指導のもとで行われることが望ましいでしょう。
ストレッチ運動による効果は？
ストレッチ運動はダイエットにどのような効果があるのでしょうか。3つのポイントで解説していきます。
1.筋肉の柔軟性が増し可動域が広がる
2.リラクゼーション効果
3.ボディーメイク効果
1.筋肉の柔軟性が増し可動域が広がる
ストレッチ運動は2〜3メッツの強度がありますので筋温や体温を高める効果があります。これらが柔軟性の向上やウォーミングアップ効果と関連しているのです。
2.リラクゼーション効果
30分程度にわたり全身の筋を順番に伸ばしていくようなストレッチ運動の前後で脳波や自律神経活動を調べてみると、前頭葉でのアルファ(α)波を増加させ、心拍変動を増加させて心拍数を低下させるなど、自律神経の活動が副交感神経活動を有意に変化させることが明らかになっています。快適な睡眠を得るにも効果的です。
3.ボディーメイク効果
正しい姿勢を保つことにより、美しいボディーメイクをデザインしていくのに適しています。継続的なストレッチ運動が必要になります。
ストレッチ運動を行う際の注意点
トレーニング前に静的ストレッチ運動をしてしまうと、筋肉が緩みすぎてしまいきちんと筋肉に力が入らずトレーニング効果が下がってしまうことにもなりかねません。ストレッチ前には必ず動的ストレッチ運動も取り入れるようにしましょう。
1.20秒以上かけて伸ばしましょう
2.伸ばす部位を意識しましょう
3.呼吸を止めないようにしましょう
4.部位を適切に選択しましょう
1.20秒以上かけて伸ばしましょう
最初の5〜10秒程度は適度な伸展度合いに定めるための「ムダな時間」である為、20秒以上かけることが望ましいと言えます。
2. 伸ばす部位を意識しましょう
痛くなく気持ちよい程度に伸ばすしましょう。痛いほど伸ばすと伸張反射が働き、かえって筋が硬直 するので効果が低下します。
3.呼吸を止めないようにしましょう
腹部を圧迫するような種目では呼吸が止まりがちで、そのために血圧の上昇が起こる場合があります。ゆっくりと深い呼吸は緊張を和らげる効果があります。
4. 部位を適切に選択しましょう
全身のストレッチ運動をくまなく行うためには何時間も必要です。目的に応じて適切な種目や部位を選ばないと非効率です。
最後に
ストレッチ運動単体では直接ダイエットには大きく貢献しませんが、様々な運動と掛け合わせることによる効果や、リラクゼーション、ボーディーメイク効果など、間接的に関連する要素が多いため、ストレッチ運動を積極的に取り組むと良いでしょう。
