【健康】健康な状態とは?概念とは?健診と検診のちがいを徹底解説。

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健康な状態とは?概念とは?

2021年4月、かかりつけ医に健康診断の結果を分析してもらい、正常のお墨付きをいただきました。医師が「健康」という言葉でなく「正常」という言葉を使っていた事に、どこかモヤモヤして色々と調べてみました。

すると、いわゆる「健康」のことを日本WHO協会では下記のように定義していました。

1947年に採択されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

引用:日本WHO協会

後にかかりつけ医に聞いたところ、肉体的には問題ないということから「正常」という表現を使ったとのお話を伺いました。健康診断の際には精神的な部分や社会的な部分は医師と話をしていなかったので、「正常」という診断についてのモヤモヤがなくなりスッキリました。

健診と検診の違いとは?

「健康」とは肉体的にも精神的にも、そして社会的にもすべてが満たされた状態にあることがわかりました。健康の指標を表すには健康診断でと思ってましたが、健康診断の予約ページで、「検診」という文字を目にしました。検診はなかなか高額なので、1文字の違いでこの値段の違いはなんだろう?と疑問を持ちました。単なる漢字の間違いではありません。後に健康状態を調べるための「健診」と、特定の病気を早期発見するための「検診」という2つの言葉があることがわかりました。それぞれの意味合いを解説していきます。

「健診」は健康診断のことで、自身の健康状態を確認し病気を予防することを目的としています。

日本でもっとも多く行われているのは定期健康診断です。労働安全衛生法で、事業者が労働者に対して1年に1回以上実施することが義務付けられている検査です。検査内容は身体計測、血液検査、尿検査、胸部X線など基本的なものが中心です。

「検診」は特定の病気を発見するために行う検査のことを指し、ガン検診(胃がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、乳がん等)や歯科検診など、特定の病気を早期発見して早期治療につなげることを目的としています。

健診は1次予防で、検診は特定の病気を早期に発見して早期に治療するための2次予防ということです

特定の病気とは何を指すのか?

特定の病気とは何を指すのか?生命保険では3大疾病という言葉をよく目にします。3大疾病とは日本人の死因の上位にある「悪性新生物(がん)・急性心筋梗塞・脳卒中」の3つの病気のことです。

厚生労働省の2018年の人口動態統計月報年計(概数)の概況によると死亡原因が下記のような統計となっています。

それぞれの病気がどのようなものであるか簡単に説明します。

悪性新生物(がん)

体の臓器や組織に悪性の腫瘍ができる病気で、悪性新生物や悪性腫瘍という名称で呼ばれることもあります。体の中にがん細胞ができて増殖を続けていき、はじめに腫瘍ができたところから体のあちこちに転移して、さらに転移先で新しいがん組織をつくっていきます。がん細胞は正常な細胞が摂取しようとする栄養を奪ってしまうので、体が衰弱していきます。

急性心筋梗塞

心臓に血液を送る血管(冠動脈)が急につまって心筋に血液が届かなくなり、心筋の細胞が壊れていく(壊死する)病気です。壊死する心筋の範囲が多いほど重症となり、心室細動という危険な不整脈によ り心停止にいたる可能性が高まります。

脳卒中

正式には脳血管障害といい、単一の病名ではなく脳の血管に何らかの障害が起こって発病する病気の総称です。脳卒中には脳の血管がつまる脳梗塞と脳の血管が破れる脳出血・くも膜下出血があります。

検診まで受けて2次予防までしましょう

検診は特定の病気を早期に発見して早期に治療する事を目的としています。「がん検診」が検診の代表例です。厚生労働省の平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況でも死亡人数が1位です。検診まで受けて2次予防までしっかり行うことがおすすめです。

「がん検診」は大きく分けて2種類に大別されます。対策型検診と任意型検診があります。

対策型検診

がん死亡率の減少を目的として、有効性が確立された検査方法で実施されます。公的な予防対策として行われる検診のため、費用は無料か少額の自己負担で済みます。市区町村のほか、職域・医療保険者等の保健事業として行っているケースもあります。

任意型検診

医療機関などが任意で提供する医療サービスです。一般的に人間ドッグと呼ばれています。基本的には全額自己負担です。様々な検診方法があり、その中には有効性の確立していない検査方法が含まれる場合もありますが、自分の目的や好みに合わせて検診を選択できるという利点があります。

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最後に

健康の言葉の意味合いや、健康を維持する目的、予防としての「健診・検診」という言葉が存在していてちょっと複雑ですね。「健診と検診」 を理解して、健康維持や病気の予防・早期発見に役立ていただければと思います。ダイエットを取り組むにあたっても、まず健康な状態であることが前提なのは、言うまでもありません。

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管理人
Takehiログ
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30代前半にして85.1Kgの体重があった筆者。健康と将来に向き合うことを一大決心。健康に痩せて彼女を作る!をテーマに生活を見直し、今では体重は62.1Kg。健康診断でも全ての項目で再検査なしの健康優良体を手に入れました。

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